ドル円はトランプ大統領の政策不透明感から111.600程度までドル安円高傾向にありましたが、安倍首相が渡米し、トランプ大統領の内需景気策が打ち出されるのではないかという報道がされると、為替は一転してドル高円安方向に動き始めました。

これはドル円の１分足の画像ですが、きれいに右肩上がりに円高に動いていることがわかります。とはいっても上昇は必ず波を上下に描きながら上がるもので、一方的に直線的に右肩上昇とはいかないのです。
その理由は、マーケットには必ず売買二つの勢力がいるからです。ある程度上がったら利益確定するために売る人がいて、その動きが連鎖反応を起こして、上昇が停滞気味になり、今度は下がり始めるわけです。
ある程度下がるとまた買いが入って、再び上昇し始め、上下を繰り返しながら一方向に伸びていくわけです。それでは、その動きはどこまで続くのかというと、ダウ理論にはそのことが説明されています。つまり、前回の安値と高値を更新し続けるなら、その動きは継続されるというわけです。定期的にやってくるその波にうまく乗ったり、降りたりしながら利益につなげるわけですね。
画像でいうなら赤から白に変化したときが波に乗るチャンスです。反対に波から降りて、利益確定する時は足が赤に変わった時です。