W:あなたはいつまで私に苦労と犠牲の道を歩ませ続けるのですか。
いままでひたすらにあなたの指示に従い、自分を殺して生きてきました。
でも、もう限界です。私の心が私の「生」を生きろとささやくのです。
そして、その声は日増しに大きくなり、私自身もどう対処したらよいか
わからないくらい強く、大きくなっているのです。
今までの私はあなたの『影法師』でしかありませんでした。
『影法師』である私はいつもあなたと一緒でした。あなたのいるところには
私はいつも共にありました。そして、私はそれを喜びとして、寡黙に生きて
きました。ところが、あるきっかけで、『影法師』は自分で思うところに
行きたいし、自由になりたいと考えるようになってきたのです。
そろそろ『影法師』に自由を与えて、解放するのはいかがですか?
H:『影法師』の苦労と悲しみを私が知らないと思っているのですか。
もうしばらくの勝利であなたは完全に自由になれるのです。
残念ながら、今のあなたでは太陽(神)の真理の光には耐えきれません。
その光はあまりにも強くて、ほんのわずかなくもりやくすみ、ほこり、ちりまでも
透かしてしまうので、かえって苦しみを感じてしまうのです。
それらをきれいさっぱり取り除くには、もうすこしの修練がいるのですよ。
W:それがいつおわるのですか。私は、女性としてあまりにも美しく貴重な時間をすでに
使い果たしてしまったのです。もう残された時間は少ないのです。
H:終わりの時は、完成級の結婚式が終わった時です。その時、あなたは新しい次元で、
新しい自分を出発させることができるのです。
W:その時まで、待てるかどうかはわかりません。私の中で、新しい自分が動きだしているのです。『影法師』ではなくて、実体としての韓鶴子が動き出そうとしているのです。
そうなれば、私は私の新たな太陽をお迎えして、この世の主人として歩み始めます。
そうして、私の心に積もり積もった恨みと悲しみをきれいさっぱり洗い流し、自分のための新たなページをめくります。私はあなたよりもずっとうまくなんでもこなす自信があります。そして、教会は新たなステージへと移行するのです。
「あなたこそ一番だ。あなたこそ神様だ。」との声をよく聞くようになりましたが、実際そうだと私は考えています。
H:あなたが最後の試練に乗り越えられるように祈っています。それがあなたの責任分担です。
堕落直後、人間始祖アダム・エバは神の前で下部を覆った。
なぜなら、その下部が罪を犯した部位であるからだ。
罪人は自らの罪の証拠の隠滅を図る。
罪を告白し、許しを請うどころか罪の手がかりを消し去り、
それが発覚しなければ素知らぬ顔で善人を装い、神と人々を欺く。
残念ながら私たちの日常はその様なニュースでいっぱいだ。
最近衝撃を受けたのは千葉県のベトナム人少女殺害事件だ。
小学3年生の幼い少女の命を奪ったのは、その少女が通う小学校の
PTAの会長だった。
犯人は小学校児童の見守り隊にも参加し、自身にも二人の小学生の
子供がおり、優しいお父さんという印象を与えていたという。
そして、犯人は少女の家族のために募金活動までしていたというのだ。
犯人逮捕の証拠は、監視カメラに残された犯人の車の映像とDNA鑑定だ。
もしこの証拠が見つからなければ、犯人は第二、第三の犯行に走ったことだろう。
何とも恐ろしい事件ではないか。
だが、この事件以上に恐ろしい大事件がある。歴史的な大事件が・・・。
サンクチュアリNEWSによれば、韓鶴子オモニは自らの不完全性と堕落したという
罪を隠蔽するためにみ言葉の削除命令をしたというのだ。
2012年4月、お母様は成和出版におもむき、お父様の説教のみ言集のある部分の削除を命じました。その後、家庭連合本部はみ言選集の第594巻以降の巻すべての回収を命じました。そして新たに編集しなおしたものをそこに差し替えたのです。差し替え版は、オリジナル版にあった、お父様のお母様に対する批判的な言葉がすべて削除されていました。
削除された文を二つ紹介しましょう。2009年2月16日のお父様のみ言です。
「(基元節まで)あと何年、何カ月残っているか。オモニが、それまで自分が果たすべき責任のレベルまで達していなければ、問題が起こる。だから私が責任を引き受けてそのすべての責任を果たしたのだ。お母様の分まで私がここまでも果たしたのだから、オモニが怒りをぶちまけるか、殴りつけるかでもしない限りはすべてうまくいくのです。」
第614巻141ページ(2009年オリジナル版・み言選集)
「オモニが堕落したのだから、自分で責任をもたなければならない。ふらふらしている女たらしの男にはできないのだ」
人間始祖の堕落の動機と経路は原理で詳しく述べられているが、
霊肉的堕落の前段階で、
『どの木からも取って食べるなと、本当に神が言われたのですか。』と
ヘビは巧みにエバに語りかけ、み言葉に対する疑念を抱かせ、み言葉から
遠ざけたことが理解できる。
み言葉から遠ざけたということは、神様から遠ざかったということでもある。
エバが神様のみ言葉を生命視することができなかったことは、後の堕落の
伏線にもなっている。
神様は常に人類にみ言葉を与えて下さっている。
人間始祖にも旧約時代の人々にも、新約時代の人々にも成約時代の人々にも。
そして、そのみ言葉を信じて、実践することで人間の霊人体は成長していく。
み言葉こそ真理であり、神の愛そのものである。
サタンはそれをよく知っているがゆえに、常にみ言葉への道を塞いできた。
サタンの業は、とにかく神のみ言葉に堕落人間に触れさせないことだ。
伝道をしたことのある人は、サタンや悪霊人が巧妙に働きかけて、み言葉への
接触を拒むということを経験的に知っているだろう。
み言葉こそ、神の元に還るためのコンパスなのだ。
では、成約の時代のみ言葉とは何であろうか。
それは、真の御父母さまであられる文鮮明アボジが人生をかけて語られたみ言葉である。
真のお父様のみ言葉は、まさしく天宙の宝物である。
このみ言葉は、真のお父様が語られたそのまま後世に伝えなければならない。
お父様はみ言葉に手を加えてはならないと何度も語られた。
サタンがみ言葉を狙ってくるのは明らかだからだ。
み言葉を削除し、改竄するものがサタンである。
また、その業を共助するものがサタンの僕である。
お父様は、み言葉を永遠に残すために一番信頼できる方に伝授された。
その方こそ亨進様だ。もし、亨進様がいらっしゃらなければ、神のみ言葉は
ぼろぼろになるまで削除、改竄され、都合のいい様に利用され、人類が神様の前に出る道は閉ざされただろう。
もう一度言う。
天のみ言葉を削除し、改竄する者はサタンである。
そして、その行為を黙認する者は、許されない、天の怨讐であり、反逆者である。